九州三大麺どころ「うきは」

写真:Shintaro Niimoto (studio SARA) & Akiko Suzuki

素麺の三大産地とされているのが、長崎県の『島原』、佐賀県の『神埼』、福岡県の『うきは』の3ヶ所で、一般的に“九州三大麺どころ”と呼称されています。南に耳納(みのう)連山がそびえ、北には九州一の大河「筑後川」が流れるうきは市は、旧浮羽郡の時代には福岡県内の乾麺生産の約8割を占めていたという一大産地で、九州でも屈指の麺どころです。

うどん屋 井戸(長尾製麺)
創業は江戸時代、200年を超える歴史を今に伝える“吉井素麺”は油を一切使わずつくられており本物の伝統の味といえる。趣のある工場の横にある直営店の「うどんや 井戸」で雰囲気とともに味わうことができます。

麺屋こばやし
明治39年創業。明治から変わらぬ製法で3日間以上丁寧に乾燥熟成して仕上げた“とまとラーメン”は、地元のトマト「桃太郎」を使用した贅沢な味わい。
製麺所は2020年2月に廃業しましたが、「麺屋 こばやし」は引き続き営業しております。

(有)熊谷商店
明治33年創業。今も変わらずの製法による“千年 白髪そうめん”の味わいと、手作り看板商品の“かっぱラーメン”はベストセラーとして有名。です

鳥志商店
大正7年創業。イチオシはなんと20年前から商品化している無添加・無化調の袋ラーメン。こんにゃく麺に植物性素材のみを使用したスープ、化学調味料、合成保存料無添加の身体に優しい商品づくりを続けております。

栗木商店(ちくご手づくり村)
工場見学も可能な“ちくご手作り村”では、自分で打った麺を食べることができる手打ち麺が体験できます。素麺、ラーメンから生パスタまで多様な麺を販売する直売所もありますので、ご家族・ご友人・団体でも楽しむことができます。